本ユティリティーを使用して、NT CPUスケジューラーの調整を行うことができます。これを応用することによって CPU のタイムスライスをどのように実行しているスレッドに割り当てるかを変更します。通常の場合、 これらのセッティングを変更することはご推奨いたしません。プロフェッショナル ユーザーが特別なケースのみでの使用が必要になりかもしれません。
本ユティリティーは、Windows Vista/7 のマルチメディア スケジューラーの調整を実行します。 マルチメディア スケジューラーは、Windows Vista から追加された新しいコンポーネントです。 これはマルチメディア アプリケーションに、よりCPUサイクルをそのスレッドの可能性を保証することを目的とします。 ゲームを含むマルチメディア アプリケーションは、一般の物とは異なるカテゴリーに属しています。 各カテゴリーは独自のスケジュール セッティングを有しています。 アプリケーションがそれを利用するためにマルチメディア スケジューラーに自分たちを登録する必要があります。 ほとんどのWindows Vista用アプリケーションはこれを実行していますが、レガシー アプリケーション(以前のアプリケーション)や1部のアプリケーションは これを実行していません。
オプション | 説明 |
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ネットワーク スロッティング インデックス | これはマルチメディア プレイバック間に許可される1ミリセカンド毎のネットワーク パケットの数です。この値を高くセットすると、プレイバック間により多くのネットワーク トラフィックが許可されますが、突然の問題は発生し易くなります。特別なケース、またはプロフェッショナルな方を除き、これはデフォルトのままにしておくことをご推奨します。 |
システム応答性がCPUを予約 | これはマルチメディア プレイバック間に、マルチメディアに関係しないスレッドのために使用されるべき CPU サイクルのパーセンテージです。これはシステムがマルチメディア アプリケーションを止めてしまうことを防止します。応答性をより高く設定すると、リアルタイム マルチメディア プレイバックのクオリティーのポテンシャルを下げてしまいます。 |
オプション | 説明 |
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タスク(名前) | これはタスクに与えられた名前です。マルチメディア アプロケーションは、この名前を明示することにより、タスク、スレッドの実行に関するスケジューラー内容を通知します。スレッドはこのタスクタイプの属性を使用します。 |
アフィニティー | これはこのクラス内で使用可能なマルチメディア アプリケーションのCPUの選択です。 |
クロック 値(レート) | これはこの分類のタスクに与えられたクロックレイトに関する最大値です。(100ナノセカンド単位内) |
GPU プライオリティー | これはこの分類のタスクのためのGPUプライオリティー レベルこれは現在 Windows によって使用されていません。 |
プライオリティー | これはこの分類のタスクに与えられるべき CPU プライオリティーのデフォルトです。スケジューリング カテゴリーが"高"がセットされると、この値は、"2"になります。 |
スケジューリング カテゴリー | これはこの分類のタスクのためのスケジューリング カテゴリーです。 |
SF I/O プライオリティー | これはこの分類のタスクのためのデフォルトのスーパーフェッチ(SuperFetch) I/O プライオリティーです。 |
バックグラウンドのみ | これはこの分類内のタスクをバックグラウンドでユーザーインターフェース無しで実行するか、否かのセッティングを示します。 |
バックグラウンド プライオリティー | この分類のタスクがバックグラウンドで実行している時に有するべきプライオリティーです。 |
ご参考: Vista マルチメディア クラス スケジューラー(Multimedia Class Scheduler) <MSDN>